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知的エンタメで、あなたの頭をぐるぐるとした刺激したい。 とにかくやってみる、楽しんだもんガチなるブログ。
#1「DADA」-----------------------------------------------------
印象的な、手数の多いパーカッションとドラムのリズムで始まる1曲目
シングルカット曲だけれども、ガツンとくる。
このアルバムがただものではないことがわかる。
そしてこのアルバムを通して聴いて、「DADA」の意味がよくわかった。
「生まれた時すなわちそれが入り口 あとは誰しもが死ぬ時が出口」
生と死の極みの間を、駄々をこねて生きている。
前作「アルトコロニー…」で遺伝子レベルまでミクロに自分と自分以外の
”あなた”を突き詰めた野田さんは、本作では時間軸を飲みこんで
生きていることそのものにまで突き進んだ。
#2「透明人間18号」-----------------------------------------------
明るい印象の曲調。
でも歌詞は単純ではない。
光に照らされて輝く、白と黒の間の何万色。
光も声も皆に平等にふりそそぐ。
自分の色を手に入れるために…
「愛さないで 愛でよう
探らないで 探そう
語らないで 喋ろう
歩まないで 歩こう …」
受け身ではなくて、自分の意思で選んでいこう。
#3「君と羊と青」---------------------------------------------------
さらに畳み掛けるロック調。
「奇跡は起こるもんじゃなくておこすもの」
「君を見つけ出した時の感情が
この五臓の六腑を動かしてんだ」
まさに群青色の青春(笑)
#4「だいだらぼっち」-----------------------------------------------
「一人ぼっちはさびしいけれど みんな一人ぼっちなら
寂しくなんかない 一人ぼっちなんかじゃないから」
一人で生きて、一人で死ぬ運命。
でも、一人では「僕が誰かも分からない」
ひとりぼっちにはなれない。
#5「学芸会」-------------------------------------------------------
「僕がいなくても始まる世界
でも僕がいないと始まんないんだよ 僕の世界は」
この世に生きてることは学芸会と同じ?
でも自分の人生の主役は常に自分だけ。
少年Dのイラだちは、自分を自分で主役にできない
自分へのイラだちなのか。
「つまり世界ってのは結局、俺の中でこしらえたものでしかなくて、
… だけど、世界の運命は結局自分が担っている…」(野田洋次郎)