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エマーソン・レイク&パーマーを語るときには冷静ではいられません。
高校の文化祭で初めてバンドとして演奏したのもこのバンド。
大学のプログレッシヴ・ロック同好会で初めて組んだバンドも
エマーソン・レイク&パーマーのコピーバンドでした。
で、この一枚ですが、
この当時のビニール版A面を全て使った
タイトルチューンであるTARKUSを聴いたときの
興奮はいまでもハッキリと覚えています。
そして、その後の来日公演でも食い入るように
カール・パーマーの演奏を見ていたことを思い出します。
このバンドの肝は、グレッグレイクのボーカルというか、
声の良さに尽きると思ってはいるのですが…
何分、ドラム担当としてコピーしていたので
カール・パーマーの一挙手一投足に固唾を呑んでたわけです。汗。
そういえば、昨年の大河ドラマ『平清盛』で、
タルカスの出だしが使われていたのには、ウケました。
確実にアラフィフ、アラカンの人たちが選曲する立場になって
やってるのだろうと思いをめぐらし、全くもって、
ご同慶の至りであります。
ところで、空耳アワーの時間です。
このTARKUSの出だし。
「こまったな~」って聞こえません?
さて、お聴きいただければわかるように、
ギターレスで、キース・エマーソンのキーバードが
縦横無尽にかけめぐり、
空いたスペースを、グレッグレイクのベースと
カールパーマのドラムが埋めている感じです。
完成度としては、後の作品である『恐怖の頭脳改革』に
譲りますが、バンドとしての荒削りな勢いを感じさせる
楽曲たちに、いまでも魅力を覚えてます。